2011/03/25
ガッツ
ガッツ石松
http://ja.wikipedia.org/wiki/ガッツ石松
が
*「全米映画俳優協会最優秀外国人俳優賞」を受賞したとき
受賞のお礼にと
受賞式の前に本当に貧乏な地区の孤児院とかジムを訪ねて
麻薬の売人を兄貴がやっているとか、母親がアル中だとか言う子供たちに
ボクシングを指導していた。
ガッツは受賞式の挨拶の中で彼らのことに触れた。
「俺はとんでもなく貧乏なうまれで、本当に 彼らと全く変わらない育ちだった。
ただ一つ違うのは、母が俺を信じてくれたこと。
お前は馬鹿だし、私も貧乏でなにもしてやれない。ただ、お前を信じて やることだけはできる。
っていつも言ってくれていた。
母さんはもう死んでしまったが、
母親が子供を信じてくれている、 母親でなくても誰かが信じてくれている、という
それだけで、子供は自分を信じて努力して行けるんだ。
だから、君たちが負けそうになったら、友達や家族を思い出してほしい。
そして友達や家族が負けそうになっていたら、
彼のことを信じて励ましていてほしい。
それだけで、何でも できるようになるんだ。
そういうことを彼らに伝えてあげたかった」
当然「カタカナ」で書かれたカンニングペーパーを見ながらの英語の挨拶。
最初は笑い声も起こった会場がだんだん静まり返り
最後は観客全員立ち上がってのスタンディングオベイションとなった。
*映画「太陽の帝国」で全米映画俳優協会最優秀外国人俳優賞を受賞
モハメドアリが「我らボクサーが肉体だけの存在ではないことを証明した」
という最高の祝辞まで送ってくれている。
ちなみにアジア人でとったのは、ガッツただ一人。